Makolog

生き様の記録

あなたに出逢った悪戯が 私の全てを変えていく

「一期一会」。ヲタ活だけでなく、生きる上で常に心に留めている4文字だ。
親友、恋人、上司、先輩・後輩、ヲタク、推し…どこでどんな魅力的な人に出逢えるかなんて誰にも分からない。いわば運命だ。

自分には持っていないものを持っている人と出逢った時の高揚感は筆舌に尽くし難いものがある。理屈抜きに凄いと思わせてくれる。尊敬を超えて畏怖にも近い感情が生まれる。


最近また1つ自分にとって、大きな出逢いがあったのでそのことについて書き記しておく。



2ヶ月程前に遡る。6月末の日曜日、場所は新木場STUDIO COAST
定期的に此処で開催されるそこそこ大きな規模のアイドルライブイベントにその時熱を上げていたHeartsMakerが出るということで足を運んだ。
このグループと出逢ったのもSTUDIO COASTだったということもあって、個人的にも結構気合が入っていた。

ステージが始まるまで時間を持て余しているとそこかしらから名も知らないアイドルがビラを持って寄ってくる。目当てを待っているところで来られると、なんとなく水を差されたような気になって正直飽き飽きする光景だ。ヲタクはヘラヘラしながら断ることも無く貰うだけ貰う・アイドルはアイドルで当たり障り無い営業トークをするだけ、新規を拾うフリをしたパフォーマンスでしかない生産性もクソも無い行為だとこの日までは思っていた。



この日も自分のところにビラを持って1人のアイドルが話かけてきた。さっぴこと日下部早紀、それが彼女の名前だった。


KRD8、姫路…大阪の現場に通っていた時に何度かステージを目にしたことがあった。その時は特に惹かれることも無く、完全に自分の中で埋もれていた。巫女服を着てステージに立つ姫路のロコドル、なるほどね…ぐらいの感じだった。

結局熱意というか勢いに押されてチラシこそ貰ったものの、その日彼女が立ったステージには1つも足を運ぶことは無かった。でも心なしか耳に心地よかった播州弁と自分より頭1つ小さい彼女の姿がしばらくの間ずっと頭のどこかに残り続けていた。



月が明けて、7月5日にHeartsMakerは実質解散を発表した。この日で足繁く通っていた推しと現場を失った。この件についてはこれ以上あまり触れたくないので詳細は割愛する。(聞きたい人は個別に聞いて下さい…)


現場を失って在宅していた期間でヲタクアイテムの整理という名の大掃除を敢行していた時に、新木場で貰った1枚のチラシを見つけた。
KRD8、日下部早紀…忘れかけていた記憶を呼び起こしてインターネットで調べて曲を漁った。そこで『NEVER ENDING STORY』に出逢った。

youtu.be


…ストレートな前向きな歌詞とアップテンポなメロディーライン、一発でやられた。

「現場で見たい、聴きたい、感じたい…!」と同時に、彼女がどうやってこの曲をステージでパフォーマンスしてくれるのが気になって仕方なかった。色々な面をもっと知りたくなって、急激に彼女の存在が自分の中で意識された瞬間だった。



ほどなくしてタイミング良く大阪でKRD8が見られる機会があったので足を運んだ。期待値かなり高めで臨んでいたつもりだったのだけれど、それをあっさり超えてきてくれた。

「奇をてらわない、ド真ん中ストレート」それが1回目のステージを見て聴いて感じた印象だった。どんな変化球を持っていてもそれはストレートありきだし、ストレートを極限まで磨き上げれば誰にも負けない力になる。KRD8のステージは変化球が少なくてストレート全力勝負なのが気持ち良かった。ストレート1本の良さを改めて感じさせてくれた良いステージだった。



心からこう思ったので、彼女と改めて話す機会が会った時そのまま伝えた(ような気がする)。そして上記のビラきっかけ云々の話もした。
最高の笑顔で「ビラ配って良かった」と言ってくれたけど、こちらこそ感謝の100乗だ。一期一会、本当にどこで出逢いがあるか分からない。

そこから一気に惹き込まれてTIFを経て現在へ…という流れだ。



さっぴのどこが好きになったのか改めて考えてみると「印象に残って…」とか本当に曖昧な言葉になってしまうのだけれど、1つ言えるのはステージに居る時の貴女が一番魅力的だということ。表情、仕草、声、1つ1つの要素、1秒たりとも逃したくない。だから足繁く現場に通って1つ1つを自分の中に残して積み上げている。ガン沸いてるようでまあまあちゃんと見てるんだよということを改めて誇張しておきたい(笑)





1枚のビラから始まった新しい物語、夏は終わりに近づいているけどこれからまだまだ熱くさせてくれそうで楽しみだ。

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